第三話「4匹の仔猫」

「今回は 青春路線だそうですので」と、ガクランを着た虹世が扉に登場。
毎度のことですが、ストーリーが先行してしまうコンテなので、
あまり描き込まれていません・・・。

1〜5ページ「女剣士・直姫」

A

「出て行けーーーっ!!」

またも、スカウトに失敗して 放り出される乱舞と才奈。
「結局 成功したのはゴルフ娘だけ・・・。」
「同じパターンじゃ 無理ってことよ。」


「残る一人は 陣内直姫(ナオキ)・・・」
「そいつはムリよ。彼女は あの【青葉高校】一筋だし。」
「今日、合格発表の日だね 落ちてたらいいね!」
「こらっ!」

「ちゃーっ!!」

[剣道部] どこの中学かは不明。
女剣士「陣内 直姫」は下級生を相手に
竹刀で荒れまくっていた。

B

「陣内さ〜ん やりすぎですよ〜 青葉 落ちたからって〜」


「うるさァーい!! 青葉高校こそ
私の高校だったんだァー!!」

ブン! 「おれは 女だァーっ!」

バキッ!

市内を振り下ろす直姫。床に当たって、先が折れて転がっていく・・・。
そのコロコロ転がった先に、ベルボトムのテンガロンハットの人物が。


「見事な スイングだぜ・・・。」
「誰だァーッ!? 道場に 土足でェーっ!!」
「・・・土足でも 許される 男・・・。」

C

ゆっくりと 帽子を上げて 才奈が言う・・・。


「黒木 憲です」

「ちがう ちがう」
【宮内 洋コレクション】という本を持って
才奈に耳打ちする乱舞。
「は・・・早川 健です・・・」

「陣内 ナオキ・・・天才少女剣士・・・」


「おせじ 言ったって サインはあげないよ。」
「チッ チッ チッ・・・ただし日本じゃ 二番目だ。」


「まーっ! じゃ 一番はだれよ!?」
「ヒュ〜」

才奈は親指で 後ろの乱舞をを指差して・・・
「こいつと一緒に 御前女学園に 入ってくれないか・・・?」
「へへへ・・・」テレながら乱舞が登場する。

D

「こんな奴が 俺より強い? フザケんなァー」
乱舞の顔を 竹刀で突く直姫。

ぐさっ!


「さ・・・先が折れてたなァー」
「いてて〜・・・」


「ね、でも その高校 剣道部あるのオ〜? ないよねェ〜」
「ツツツ!ないよ♪」

「ならば 去ねっ! なえっ! こめーっ!!」

竹刀を 手のつけられないほど振り回して 直姫は二人を追い払う・・・しかし!


その竹刀を乱舞に掴まれて 驚く直姫・・・
「くく・・・?」

「入って くんろ」

「うるさーい! オレは 剣道に
青春のすべてを 賭けてるんだァーッ!!」

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