米倉人形三番叟

三番叟(さんばそう)

 八代町米倉地区には、「米倉人形芝居」という、文化財があります。
平成二年、伝統を継承しようと有志が集まり、人形芝居が復活しました。
毎年11月3日、鉾衝神社の境内にある舞台で「米倉人形三番叟(さんばそう)」
が行われています。

ちなみに私のHPのURLに(doll=人形)と入っているのにお気づきでしょうか?
(以下は、保存会の木曾 久氏の文献を使わせて戴きます。)

米倉の人形芝居

 土地の古老からの言い伝えによると、江戸中期に発祥し、当時の名主の保護を受けて
村の若衆により伝承されてきたと言う。明治になって衰退し、人形芝居は明治17年頃、
三番叟は明治42年頃まで行われて、絶えた。
 その後、昭和24年頃、古老が思い出して1月14日の道祖神祭りの時、上演したのを
見たが、どんな所作だったか記憶が乏しい。
 三番叟は、毎年1月14日と6月14日の道祖神祭りの時に、疫病神が入り込まない
ようにと、橋や村境の道路などで演じられ、この間は橋や道路の通行を禁じられたという。
 三番叟の人形は元は一人遣いの古い形式のものであったのではないかと思われるが、
何時頃からか三人で遣うようになった。
 人形芝居の頭・諸道具は、昭和39年に町の文化財指定となり、40年に鉾衝神社に
保存庫が建てられ、その中に収められた。

人形のカシラ

当時の三番叟(さんばそう)人形当時の三番叟の皆様

三番叟の復活

 昭和63年、八十余年の間途絶えていた人形三番叟復活の為に、地域住民の世論を醸成し、
人形の衣装の縫製・人形頭の収納ケースの製作・道具類の制作修理・人形芝居の見学に
県内外へ数回出向き研鑚を深め、一方、「ふるさと創生事業」に伝統文化の継承復活事業
として、「米倉人形保存会」を発足し、本格的に取り組むようになった。

80年ぶりの「人形三番叟」公演

 復活をする、とひと口に言うものの、演じた現存者が皆無である上に、文書資料とて無い
為(最近文書が見つかったそうです)中央の専門家に調査を依頼した結果、静岡県の無形
民俗文化財に指定されている「西伊豆町仁科の佐波神社の人形三番叟」と同系統であり、
頭の製作者の名前も同時代の人であること確認された事から、仁科の人形三番叟をモデル
にして、米倉なりの演出を行なった。

千歳千歳     翁

びっくり三番(カーソルを当てて下さい)

舞台

 舞台は「能舞台形式」にし、背面に鏡板、音曲方は囃座に据え、人形は文楽人形同様3人遣いとし、
千歳(センザイ)」長寿を祝う舞 「(オキナ)」(天下泰平を祈る舞) 「三番(サンバン)」
(五穀豊穣を祝う舞)の3体を、それぞれ「主遣い(頭と右手)」「左手遣い」「足遣い」を
黒子姿にて操作をする。

楽器(左から)太鼓・小鼓・大皮

笛笛(篠笛)

 謡(うたい)に合わせて音曲方(太鼓・小鼓・大皮・笛・拍子木)の曲で、3体の人形が舞うのだが
「三番の舞」は激しく勇壮で、しかもおもしろおかしく舞うので 人気がある。

千歳の舞千歳の舞

千歳の舞

翁の舞翁の舞

翁の舞

三番の舞三番の舞

三番の舞(三番にはもうひとつ「鈴の舞」がある)

 この祭りが、地域の活性化につながるとともに、地域内にある文化財の保存運動に
発展している今日この頃である。
(講演資料からの引用)
私も後方の音曲で出演しております(*^^*)ァハ
現在20名。後継者を募集しております・・・。

おまけ